【経験談】Jリーグ合同トライアウトで再契約できる確率と実際の参加してみて思ったこと

2021年5月20日

どうも、タキヤです。大学卒業から4年間プロサッカー選手として活動してました。

契約満了から転職活動をして現在は会社員として働いてます。

経歴はブログのTOPページに記載してますので見てください。

前回の契約満了になった記事についてはこちらから

今回の記事でわかること

・トライアウト参加者の進路先実績とカテゴリー別進路先比率
・Jリーグ合同トライアウトの内容
・当日までの流れ・当日の雰囲気

Jリーグ合同トライアウトとは

おそらく参加できる選手はJPFA会員になっている選手のみ。

Jリーグで来季の契約がない選手が集まって試合を行う。

そこには各クラブ(Jリーグから地域リーグまで幅広い層)のスカウトが視察にきてスカウトの目にとまった選手が再度オファーが貰える場。

なので、毎年シーズン終了後の12月中旬くらいに行われる。

トライアウト参加者の進路先とカテゴリー別進路先比率

実際にぼくも参加した2019年のトライアウトの進路先と進路実績調べてみました。

調べ方はひとりひとり名前検索してWikipediaで出てきたデータなので比較的正しいデータだと思う。

2019年実績

トライアウトに参加した人数は2日で合計117人。

下のトライアウト参加者実績は実際に参加して再契約したクラブがどのカテゴリーになったかをそれぞれ集計しました。

2019年トライアウト参加者進路実績

J2:8人 
J3:22人
JFL:25人
地域リーグ:34人
海外リーグ:7人
コーチ:2人
引退:12人
不明:7人
※不明については調べたときに所属先に記載がなかったので不明にしてます。

参考サイト:サッカーダイジェスト

トライアウト参加者カテゴリ-別進路先比率

グラフを見ると2019年のとトライアウト参加者は全体の約7%の確率でJ2のクラブと契約した結果となっている。

J3に行った選手は約19%と高めの数字。

その他の進路先の比率もそれぞれ調べているので気になる人はみてください。

2020年実績

結論:あまり比率は変わらない。大きく変化したのは引退の人数が減ったことくらい。

2020年のデータを調べたところ92人の選手がトライアウト参加

2019年度同様に進路先の比率を円グラフで出してみました。

2020年トライアウト参加者進路実績

J1:2人
J2:6人 
J3:25人
JFL:21人
地域リーグ:27人
海外リーグ:3人
引退:4人
不明:4人
※不明については調べたときに所属先に記載がなかったので不明にしてます。

トライアウト参加者カテゴリ-別進路先比率

2019年度の比べてJ1に決まった選手が2名と引退の人数が少なかったことが大きな変化。

また2021年度も追って更新してきます。

情報元:サッカーダイジェスト

最初で最後のJリーグ合同トライアウトに参加した話

ここからは実際の参加までの流れ、内容と個人の体験談のお話になります。

トライアウト当日までの流れ

クラブから契約満了(来年の契約はない)を言い渡される。

クラブからトライアウトに参加するか否かの確認がはいり参加する選手は参加申込書を渡され記入してクラブに渡す。

それから当日の日程などクラブから情報をもらい当日を迎える。

交通費や宿泊費の補助があり選手へのサポート体制もきっちりしているあたりは選手にとって優しい。

トライアウトの内容

トライアウトの内容について

・7対7のミニゲーム 5分×4
・11対11のフルコートゲーム30分×2
・最後はラウンジで各クラブが気になった選手に直接お話する時間

7対7のミニゲーム

サッカーコートの4分の1位のサイズでミニゲームを行う。

なかなか狭いコートで周りは各チームのスカウト、監督が見ているのでちょっとした緊張感がある。

例えると、小学校の運動会のリレーで走る側の人間の緊張感。

11対11のフルコートゲーム 

よくテレビ中継されているサッカーの試合のイメージ

違うのはスタジアムで観客がいない状況

普段であれば応援歌など聞こえてくるが、

スタジアムに響きわたる声は選手間の指示の声のみ。

観客席を見渡せば見ているのはクラブのスカウトと代理人のみ。

僕自身の試合での結果については1点決めてトライアウト終了。

ただ、個人的にプレーする中でJ2選手やJ3選手とのプレーのクオリティーで差を感じた。(例えばフィジカル面、技術面、判断速度どれも劣っていた)

それくらいレベルの差を感じたので諦めがついた。

僕自身レンタル先でも個人的な成長ができてなかったことを実感した

最後はラウンジで各々お話をする

11対11の試合が終わり各自シャワーを浴びてからラウンジ会場で準備された食事を食べながらゆっくりする。

ここで各クラブのスカウトが気になった選手に話しかけにいく。

実際にはラウンジでたくさん話しているイメージはなかったのでオファーがある場合は後日クラブや代理人から電話で「〇〇からオファーきてるよ」ってお話があると思われる。

終了後、ラウンジで代理人と挨拶を交わすと同時にぼくは「辞めます」と一言伝えた。

辞めますといった理由については3点ある。

1:怪我を言い訳

怪我をしているからを言い訳にするぼくが

心のどっかあったのは事実。

昔なら言い訳をしないでコツコツプレーしていた。

2:プレースタイルの限界

決してサッカー選手としてうまいわけでもなく身体能力をなんとか武器にしていたぼくのプレースタイルは歳を重ねていくなかで限界を感じた。

3:未来が不安だった

周りから聞いていたのは30代までサッカーを続けて転職するとなると転職の幅が狭くなると聞いたことがあった。

その話を聞くと不安になったので転職することを決めた。

この3つの理由から辞める決断をした。

個人的には結局地域リーグから2チームくらいオファーがあったがそれ意外は無かった。

そんな感じで人生最初で最後のトライアウトは終わった。

まとめ

・J2/J3に戻れる確率は合わせて約24%
・トライアウトはサポート体制がしっかりしている
・自分の価値と立ち位置が再確認できる

実際にファン・サポータ-の皆さんは見に行くことができないのでデータと文字で個人的な体験談のお話も含めながらまとめてみました。

トライアウトで実際にぼくの周りではカテゴリーをアップして

いまでも現役でプレーしている選手もいればぼくと同じ「引退」

を選択して人生を歩んでいる選手もいます。

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