プロサッカー選手の「やりがい」と「大変だったこと」について4年間の選手生活を終えてから書いてみた【経験談】

どうも、タキヤです。大学卒業から4年間プロサッカー選手として活動。
経歴はJ2(2部)、J3(3部)、JFL(4部)リーグを経験して引退。
現在は転職活動をしてサラリーマンとして働いてます。
・プロサッカー選手のやりがいについて
・プロサッカー選手の大変だったこと
・プロサッカー選手の仕事内容
目次
プロサッカー選手の「やりがい」について
本気の勝負を多くのお客さんに見てもらえること
結論、一番のやりがいは本気の勝負を多くのお客さんに見てもらうこと。
ぼくのサッカー選手としてのキャリアのスタートはFC岐阜
デビュー戦はVSコンサドーレ札幌
今までのサッカー人生の観客数を振り返ったときに3000人~5000人の観客数がいるなかでサッカーをプレーする環境はプロになってからはじめてだった。
アウェイの試合の時は最高10000人を超える観客の中でサッカーをすることができた。
そんな中でサッカーができることはプロのサッカー選手だからこそ味わえる空間。
その分、勝てば称賛され、負け続ければありとあらゆる角度から罵声を浴びたりすることもある。
その空間は間違いなくサッカー選手だからこそ味わえる空間でやりがいに繋がる部分だった。
実力次第で知名度と給料が上がること
結果を残せばプロのサッカー選手は一気に名前が世間に知れ渡る。
例えば、古橋亨梧選手なんかは身近な代表例かもしれない。
彼はぼくが2年目のときにFC岐阜で一緒にサッカーをプレーした。
簡単に言うと早いし、うまかった。
そんでもって努力家。
彼が2年目のときにブレイクしてヴィッセル神戸に移籍した。
それからも活躍して今は誰もが知っている存在だと思う。
もう一人同じチームでプレーした選手で有名になった選手がいる。
現在浦和レッズ二所属する田中達也選手も
ぼく1年目の時一緒にプレーした。
圧倒的なスピードを活かしてそれぞれのチームで活躍。
そして誰もが知っている浦和レッズに所属している。
なので知名度は上がるところも個人的やりがいだと思う。
続いて給料については自身の経験を踏まえて書くと試合でJ2であれば900分間試合に出場すれば契約形態が変わり給料が上がる。
Jリーグでは選手の契約にランク付けみたいなのがされていてA契約、B契約、C契約で契約形態が別れている。
基本的に高卒、大卒はC契約でスタートする。
J1は450分、J2は900分間、J3は1350分間出場すれば契約が変わる
実際に僕自身は最大でB契約だったが周りでC契約からA契約に変わった選手もいた。
乗っている車が国産から外車に変わるほど生活水準が変わったりするくらい給料の変動はある。
そこもやりがいの一つだと思う。
例えばの話をすると会社員は来年度から年収300万給料上がりますってなかなかないと思うがサッカー選手であれば普通にありえるってこと。
もちろん、給料の上げ幅はクラブの規模やカテゴリーによって様々。
逆に前の記事にも書いたが一瞬で契約がなくなり「明日から無職です」って話もある世界。笑
契約満了になったお話の記事はこちらから▶サッカーで3回の契約満了になってから考えてみた「生き残るサッカー選手」とは?
プロサッカー選手の大変だったこと
試合に出られずにキャリアが終わること
僕自身も経験したからこそ書けるのですが、サッカー選手の平均寿命は約26歳と言われている。
僕自身も引退したときは26歳のときだった。
結局、結果がすべての世界で試合に出てクラブから評価をしてもらえないとすぐさまクビになってしまう。
続いて、次のサッカーができる環境があれば良いが基本的に結果を残していないと移籍先がないこともある。
それが一番厳しいところ。
怪我で苦しむこと
サッカーはよく体が資本と例えられることが多い。
僕自身も怪我をして4年間のサッカー選手時代を過ごしたなかで約1年間は怪我でサッカーができなかった。
怪我をすればリハビリを通して復帰するまでの時間もかかる。
メンタル的にも少しつらかったです。笑
ここでも例え話になるが、会社員として働く場合は怪我をしても頭さえ働けば仕事はできるので問題はない。
ただサッカー選手は怪我をすれば「復帰はいつになるのか」「またプレーができるのか」なんて不安が頭によぎる。
これが大変だと経験して振り返ったときに思ったことの2つめ。
カテゴリーによって厳しい経済状況
クラブの規模によって選手の給料は変わってくる。
選手の価値や実績によって給料は違うが、J2の下位、J3やJFL、地域リーグは基本的に大卒で契約するとき新卒の会社員くらいの給料だと思う。
僕自身、最初の契約時は大卒の会社員より手取りの給料は低かった。
実際に所属した各クラブの選手の経済事情の話を聞くと
プロ契約という肩書だけで経済面は非常に厳しい現実だなと思った。
けど、先程書いた通り実力と結果次第でこの経済的な問題は解決できるのであえて一番最後に書きました。笑
以上、この3つがサッカー選手として大変だと思ったことでした。
仕事内容について
試合
基本的に試合で個人のパフォーマンスを発揮してチームの勝利に貢献するのが一番のプロサッカー選手の仕事。
1試合90分間の試合に出場して各々プレーヤーはクラブから評価をもらって契約を更新するかしないかを1年ごとに話し合う。
だから試合が一番の重要な仕事。
試合は各カテゴリー(J1,J2,J3,JFL,地域リーグ)によって試合数も違う。
下に年間のスケジュールと仕組みについてリンク貼ってあるので興味あるかたは見てください。
詳しいスケジュール▶Jリーグ年間スケジュール
色んな意味を持つ練習
組織としては試合で活躍するために・勝つために練習を行う。
個人としてはスキル成長と試合に出るために練習からチームメイトとバチバチに競い合う。
その練習で監督は各選手を評価して監督から選ばれた選手だけが試合に出られる。
だから、当たり前のようにDAZNに映っている選手は日頃の練習から競争がありその競争に勝ち抜いた選手があのDAZNの画面に映っている。
けっこう厳しい世界です。
それがプロサッカー選手の日々の練習。
イベントへの参加
サッカー選手は試合と練習だけではなくイベントへの参加する。
例えば、公式戦の当日、メンバー外になってしまったらスタジアムでファン・サポーターのお出迎えを入り口でしたり
アカデミーの練習のお手伝いにいったり
ラジオ出演とか人生で経験したことないことを経験できたり
複合施設の中心でパブリックビューイング開催する時ファン・サポーターと一緒になって自分のチームを応戦したりトークショーなどが経験できたり色々経験できます。
これも今考えたら会社員ではできない経験で仕事内容の1つでした。
詳しくサッカー選手の仕事内容についてぼくの経験談含めて気になる方はこちらから
まとめ
・プロサッカー選手のやりがいについて
・プロサッカー選手の大変だったこと
・プロサッカー選手の仕事内容
今回の記事は子供の頃からサッカー選手を目指してる高校生や大学生の方に読んでもらえたらよりサッカー選手を目指したいなと思ったり、実際厳しいなと思ったりすることもあるのかなって思いながら書いてみました。
もしこれからプロチームの練習に参加を感がている人はあわせて下の記事も読んでみると良いかもしれないです。